私達の名前に寄りそう白い球体、リンクシェル。
絆を目に見える形で現したそれは、普段気にとめられる事は少ないでしょう。
しかしあなたが冒険に出かける時、きっとあなたの心を支えてくれていると思います。
これはカカオさんの回想を元に書かれた、リンクシェルが出来るまでのお話です。

何故かって？思わぬ反響があった為、続けようと思ったからだよ♪

カカオ秘話は、カカオ生誕１周年の『行事？』ではないねｗ
何だろ。記念で回想をメインにしています。

カカオはファイナルファンタジー１１のクジャタサーバー所属。
所属国はウィンダス連邦です。

そんな彼の冒険記です。

全てはパソコンを買った事から始まったんです・・・

その時はまだファイナルファンタジーをするなんて考えてなかったのです。

その日はマウスが壊れちゃって、新しいの買わなきゃ〜って事でPC販売店に行ってきたのです。特にPCなんで縁もゆかりも無かったので、その店で迷っちゃって・・・
その時偶然目にしたのがファイナルファンタジーってゲームだったんです。

気になって買ってみようかなって思って。
「ジラートの幻影」が一緒のを買ってみたんです。

今だから言える事なんですけど、ウェブマネーとかも知らなくて。。。
一から全部自分で調べたりしてました。
ダウンロードにも手間かかりまして・・・

ここまでなら良かったんですけど、インしてからも苦労の連続・・・
会話のやり方も戦い方も知らなくて、回復も知らなかったんです。
HPも回復せずにやってた・・・

装備なんか着替え方もわからず、魔法も競売を知らなかった為無くて・・・

当然知る人も無く、相談できなかった・・・
５時間で辞めちゃいました・・・

一週間後、気になったので少し再開してみて一人でずっと戦って死ぬ事をやってたんです。。。そしたら、外人さんだったと思うんですけど、理解できるギリギリの英語で座ると回復する事を教えてくれました。
多分これがカカオの最初の会話だと思います。

回復はわかったんですが、お金も底をつき、装備もままない状態でウィンダスのサルタバルタで途方にくれてました・・・

そこでようやくファイナルファンタジーを知ったわけです。

ただカカオには悩みがありました。

それはポッキーさん達との開きすぎてるレベル。
ついていけない会話。

そんな中、ポッキーさんは、根気良くお世話してくれました。
レベル上げもいつもPLしてくれて、メアにも連れて行ってもらいました。
（ここで初めてテレポという魔法を知ったんです）
ただ、ポッキーさんもいつもいるという訳ではありません。
それが寂しくもあり、自分では何処へも行けないという・・・
不甲斐なさ？を感じてました


そうこうしているうちに、レベルは１０を越えました。

所属国はウィンダス連邦、ミッション１をはじめるのです。

今までお世話になりっぱなしだったので、これぐらいは一人でと思い魔法塔の中央塔に単独で乗り込んでいきました・・・
そこで、カカオのヴァナ人生を大きく変える人物と出会うのです

運命の出会いまで１時間前

ミッションを進めるべく、ホルトト遺跡に向かったカカオ。
一人では到底攻略などできず、うろうろするわけです。
入っては追いかいされ、また入っては追いかいされ・・・

黒サポ無しですので、防御も弱い上回復もできず・・・
回復の為には外に出る必要がありました・・・

そう、途方にくれて座ってボーっとしていたのです。

すると、同じような装備をしたタルタルさんが走って中に入っていきました。まさかと思い、声をかけてみました。
『ミッションですか？』
『はい＾＾』
『まさか１−１ですか？』
『ええ＾＾そうです』
yes!
『中強いですよ＾＾；うちも攻略できずにいます。よかったら御一緒しませんか？』
『そんなに強いんですか？こちらこそお願いします＾＾』
こんな会話だったと思います。

彼こそが、LS『teaCLUB』の発案者なんです＾＾
彼の名をベーグル君と言います。
今、彼を知る人はCacaosと月ネエだけになってしまいましたが。。。

２人で力を合わせて無事クリア！
人と一緒にFFでミッションクリアをした時でした。

無事ウィンダスに帰国して、フレ登録を行いました。
記憶が正しければ、この帰りに月ネエと出合ったんだと思います。
※この時に初めてフレ登録をしました。

彼と話していると、お互いに初心者である事が発覚。
既にポッキーさんのLSに所属していたのですが、２人でLSを立ててみようとなりました。
当時は今のように大きくなるなんて夢にも思わず・・・
勢い？ノリ？
そんな感じで設立したんです＾＾；

最初は彼がリーダーするかと思ってたんですけど、LSを買うお金をうちが出したという事で何故かリーダーになってしまい＾＾；
当時、LSは一個７０００ｇで、お金無い無い状態だったので、アイテム売って作ってみました＾＾

そしてメンバーは、うち・月ネエ・ベーグル君の三人からスタートする事となったのです。

そして、彼は・・・

その頃、ベーグル君はインの時間が極度に減っていきました。
そう、彼は受験戦争真っ只中。時は１０月から１１月にさしかかろうと言う時でした・・・
ある夜、彼から手紙が届きました。そこには現実世界の切実な状況が書かれていました。月ネエもきっと受け取ったと思うんだけど。

『受験が忙しくて、インも出来なくなってきた。レベルの差も開くし、受験するのが遠い場所だからネットあるかもわかんない。もしかしたらもう戻れないかもしれない。せっかくLS作って楽しんでたのに。ごめんね・・・また、いつかまた出会う時がきたら一緒に冒険しようね！』

LS立ち上げ以来、唯一の正式引退でした・・・
ウィンダスから旅立つ半月ほど前の出来事です。

その後、LSは砕け散りました・・・
理由はカカオの操作ミスなんですが、今思えば一つの区切りだったのでしょうか。初代『TEAclub』はこうして消滅・破壊されました。

翌日、テルなどが一斉にかかってきて事態を知りまして。
急いで二代目『teaCLUB』を立ち上げました。

ほぼ全員集まったのですが、そこに彼の姿だけはありませんでした。

LSの発案者であり、カカオの今の土台を造ったのは・・・
間違いなく彼であり、LSのもう一人のリーダーであることは間違いありません。もうすぐLSも一周年を迎えます。そんな折に彼の事を語れて良かったと思っています。

カカオは今でも月に一回、彼に手紙を送っています。
届いてないと知ってても、送る事に意味があると思うから・・・